婆羅陀魏山神 – 路地裏の散歩者 少年リック スタッフブログ by エクスプラス Wed, 27 Mar 2024 12:16:29 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.9.25 陸海空を暴れ廻る魔の怪獣!バラン(1958) – 浅井造型様の制作舞台裏話 /8087/ Mon, 03 Sep 2018 07:18:17 +0000 https://blog.ric-toy.com/?p=8087 皆様こんにちは!
三代目でございます。
いかがお過ごしでしょうか。
本日は好評受注中のこちらの商品をご紹介!


東宝30㎝シリーズ FAVORITE SCULPTORS LINE バラン(1958)」 でございます!
受注締切は明日17時となりますが、迷っているお客様のために
この商品の魅力をお伝えできればと思い、ブログを書かせていただきました!

この本商品のバランは、浅井造型様が過去に発売したキットである「大怪獣バラン 羽田空港最終防衛線」を原型として拝借いただき、ソフビフィギュアとして商品化をさせていただいた商品でございます。

今回はブログ執筆に当たり特別に制作された浅井造型 浅井篤様にこのバラン制作におけるこだわりのポイントなどを伺いました。
10年以上前に制作されたキットとのことで、今回のために記憶を辿っていただきました。

まずは制作にあたってのモチーフ。
キャストキットの名前にもある通り、バランの羽田空港襲撃シーンがメインのモチーフとなっております。
また、スーツの完全コピーよりも劇中の雰囲気の表現や、当時のご自身の思い入れを交えての立体化であり、これが浅井造型のスタンスであるとのこと。
このバランもその点で、浅井氏ご自身なりの解釈が混ぜ込まれております。


少年リックの大怪獣シリーズのコンセプトは、開発の中で若干のアレンジを加えることもありますが、基本的に劇中スーツの再現に重きを置いている点を考慮すればこれこそが大きな違いと言えるかもしれません。

そのためこのバラン制作時の基本的な資料は映像が主であるとか。

こだわったポイントとしては、上記を踏まえてやはり”いかに劇中の雰囲気を出すか”とのこと。
そのためにはやはり画像との比較で整合性を取るよりも映像との対比で詰めていくのが近道となるのでしょう。

そしてバランのような四つ足怪獣の場合、全体の動きが重要となり、
頭から尾の先までの体のラインの流れ方、そしてどの角度から見ても色気が出るよう心がけたとのこと。


そのお言葉通り、どの角度から見ても写真がバッチリ決まっているのはそのこだわりに依る所でしょう。

また、少年リック限定版だけの特典である婆羅陀魏山神(バラダギサンジン)像においては当時十分な資料がほとんどなく、写真1~2枚から造型し確認できない部分は想像で制作されたとのこと。
白黒作品であるのと同時に劇中のシーンが薄暗いため苦労された一品と見受けられます。
石像であるため全身の石のような表面処理に留意された点もポイントです。


以上が浅井氏より今回お話いただいた造形のポイントとなります!
やはり実際制作に携わった方からお話を伺うことで一番説得力が出るのだなあとしみじみと実感。
恥ずかしながら、文章を書きながら感心しておりました。

また、今回上記に加えてこの「FSLバラン」開発時の秘話としてお伝えしたいのが、バランの頭部のトゲの本数です!
今回開発時に判明したことであるのですが、キットのバランは頭の上のトゲの本数が8本でございましたが、監修もとい劇中のスーツとの検証の結果、トゲの本数が10本であることが判明。
それに合わせて10本に調整いただき、それが今回のソフビの原型となりました。
この点もキットからの変更点となっており、購入いただいたお客様には是非チェックいただきたいポイントでございます。


以上、長々となってしまいましたがこのバランのお伝えしたいポイントでございました!
購入にあたってのご参考になれば幸いでございます。

最後は今回ブログ用に特別に撮影した画像を紹介!
受注画像では見えない部分が見えるように意識致しました。


足の横にあるヒレ状の部分まで再現。

またご存知の方もいるかと思いますが、バランのトゲは劇中のスーツ作成時、透明のゴムホースを切り取って貼り付けたそうです。
この透明感(?)もクリア成型で再現予定でございます。

手の平の上の婆羅陀魏様。画像で見るよりもボリュームがあります。

婆羅陀魏様のアップです。鬼にも見えるその形相。

以上、最後までお読みいただきありがとうございます!
しつこいようですがこのバランの受注は明日9/3(火)17時まで!
是非お見逃しのないようご注意ください!
受注ページ:https://jp.ric-toy.com/1958.html

それではまた。

三代目

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